已前「南の付く漢字」で「南」の付く漢字を集めたが、その時は
㑲喃㓓婻𡎜㣮𪩂揇暔楠湳煵献𪻳䋻𥠮𥀇䈒𥈶罱萳腩諵𨂾蝻遖𨡯𨩇𨩧𪃢𩹞𪑮𫗕の𝟑𝟑字だった。今回また用があって抽出してみたが、
𬲁𩄑𪃢𩹞𪑮𫗕𨩧𨩇𨡯遖諵𨂾蝻𫌢罱萳腩䋻䌾𥠮𥀇䈒𥈶煵献䊖𪻳楠湳揇暔㣮𪩂婻𡎜喃㓓𫡫㑲𝟑𝟗字あったので一応置いておく。画像にするとこうなる。
前にも少し触れたが、一字で表しにくい南アㇷリカ共和国、𝐆𝟐𝟎の関係で再び考えてみた。結局「南」の付く字は使わず、「䢶」を採用する事にした。南アㇷリカは南アと略されるが、アㇷリカは音訳すると阿弗利加とか阿非利加。南非と略す場合もあるらしいが、合字は無かったので避ける。南阿で考える場合、カタカナのアは阿の阝から来た字形とされているので、南ア﹦南阝と捉えてみる。しかし[南阝]も[阝南]も見当たらない。そこで南という漢字の由来を確認してみたところ、この字は会意形声文字らしく、[十/冂]が意符、[䒑/十]が音符と説明されていた。[十/冂]は[屮/八]になった「木」から来ているらしい。なので[屮/八]や[屮/𠆢]を使った「𡴖」という古字がある。「南の国」を意味するトンガを「𡴖国」と私的に当てているが、それに当たる。由来としては草木は南へ行くと枝に葉を付けるようになるからという事らしい。 そういった字形や趣旨の諸々を集約して「木」と「阝」を合わせた字は無いかと探してみたら、「䢶」という漢字があった。この場合の「阝」はもちろん、阜ではなく邑だが、南アをそのまま合わせて変形させて間引いた形と考えれば「䢶」になるし、[阝木]という字は見当たらなかったというのもある。 「䢶」の本来の意味は「邦」と同じらしい。「邦」は「邦󠄄」とも書くように偏部は「手」なので「扌」として「𨙰」とも書けるが、これを「䢶」と混同したのだろう。木偏も続けて書くと似た字形になる。 南アㇷリカを漢字𝟏字で表せると便利になる。𝐆𝟐𝟎の構成国は英仏独伊日米加の𝟕ヶ国と伯露华印䢶の𝟓ヶ国と𨙭沙韓豪尼墨銀と欧で収まりが良い。
|